ナトホ

本とか映画とかの部屋

2019/04/09 (Tue) 09:21:23
本とか映画とかドラマとか、そのようなものを紹介するコーナーも作ってみました。

件名のところにタイトルを書いてくださいね。
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たみぃ

『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』

2019/09/14 (Sat) 09:02:01

井上真偽 ☆☆☆☆

2017年 本格ミステリランキング 第一位

一見不可能に思える謎に対して「複数解答」を示した本作。それだけでも本格ミステリとしては実に高度で高評価となります。ネタばれしないように謎だけを紹介します。
ここではタイトルにもある通り、毒である砒素による殺人事件を扱っています。とある地方に伝わる婚儀の様式に則り、大盃に注がれた祝杯を回し飲みします。同じ盃から飲んだ酒に砒素が入っていて7人と(乱入による不測の結果)一匹の犬が飲み1番目と3番目、7番目になってしまった犬と最後に飲み干した8番目の人物だけが毒により死亡します。
この不可思議な事態に対して数多くの推理者がそれぞれ解答案を出します。その数は何と7種類くらい!(数えてないけど)
探偵によりそれぞれの説は否定されて最後に真相に至るまでの推理合戦が見所となっています。

前作に続き、同じ主要な登場人物が出ますがこれが皆、とにかく「濃い」です。くどいくらい「濃い」です。そこが好みの分かれ目になりそうなシリーズです。個人的には前作よりも今回の作品の方が問題の抽出純度が高くて好みでした。まあでも読む人を選ぶ作品ではあります。
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ナトホ

Re: ちょっとしたお知らせ

2019/09/08 (Sun) 15:54:17
いえいえ、長年プロになれてない残念な人なだけです
生きているうちに、残念ではない状態になりたいでーす
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たみぃ

Re:ちょっとしたお知らせ

2019/09/08 (Sun) 14:51:30
お知らせを読みました!

うん。やっぱり、ナトホさんは私らから見ると
セミプロだって改めて思いました。
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ナトホ

Re: 9月の読書

2019/09/08 (Sun) 09:40:52
>『さよなら妖精』米澤穂信  この作品が好き
>初期の米澤作品の中では一番好きな本だといつか言いました。

おお、やはりー。

うちの教室に今年入った子が一番好きな小説としてあげてました

これを読んで三ツ島を見ると、
ミステリーの形をどうにか、というところでキュウキュウしていて、人間を深く描けてないなー、と痛切に思いました

で、今、見直しているところですが、やはりまず、ミステリーのところでキュウキュウしてます。はい。まずそこをうまく書くことができてないでーす

基本的な事件に変更はないのですが、それをどう描いていくか、どう見せていくか、というところで、苦戦してるのであります。
読者が探偵役とともに手がかりを探って、謎を解く
なんていう楽しみを提供できるかどうか
小説が事件や出来事の説明になってないか
それに加えて、人間を描く

頑張りまーす

(業務連絡・小説ミッションのほうにちょっとしたお知らせを書きます)
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たみぃ

『羊と鋼の森』 宮下奈都 ☆☆☆☆☆

2019/09/08 (Sun) 01:07:16

2016年、本屋大賞一位

主人公の外村は凡庸で無個性。音楽的な教育も受けていない一般人の代名詞として物語の最初を迎える。しかし、彼は一生を左右される強烈なインスパイアを高校生の時に受ける。調律中のピアノの音によって。
専門学校を出て調律師の卵として就職し、そこで個性と才能に溢れる数々の先輩によって徐々に成長を始め、凡百の代名詞としての彼は外村という一人の個性に色を付け始めた所でお話は終わる。
そこに至るまでの彼を私なりの解釈を交えて紹介してみよう。

何の接点も無かった彼は高校で偶然、羊と鋼の森の世界に触れ、その大きさ広さに圧倒される。森に足を踏み入れた彼は次に底を認識出来ない森の深さに慄く。沈み込んでしまい動きが取れなくなるのではないかと恐れる。しかしそれは上っ面だけのもので本当に恐れるべきは自分が森の外へと排除される人間ではないかという事に正しく気付く。
そこで彼は明確な意思を持って森の底に立地し、上を向く事で「調律師外村」へのメタモルフォーゼを迎える。

強く牽引するストーリーはないのに、いつまでも外村と一緒に森の世界に浸っていたい一冊。文庫250ページ強の短めなお話はまだ続きを読みたいと思う読者が多いだろう。しかし、そこで作者は鮮やかな切り取りを見せ作品価値を高める。巧い。
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たみぃ

9月の読書

2019/09/06 (Fri) 22:33:22
ここの所、読書に身が入っていないせいか、11冊連続で
☆2~☆3に留まる評価になっている読書本。
毎月、何かの趣向に沿った本を数冊チョイスする月替わりテーマを
設えているのですが、この低迷を打破すべく9月のプチフェアを
「ランキング1位作を読む!」にしました。
これなら楽しく読める本と必然的に出会えるはずという目論見です。
1位作が楽しめるとは限らないと思う向きもあるかと思いますが
平凡な感性を持った普通の読み手である私には有効なはず。
(決して自己評価を卑下して無いです。私のレーダーチャートはこじんまりとしていても形良いのが誇らしいです)

で、早速、その一冊目から効果が出ました!
本の題名と感想は後ほど、いつもの通り行います。

>『さよなら妖精』米澤穂信  この作品が好き

え~、私もその一員です。初期の米澤作品の中では一番好きな本だといつか言いました。でももう、余りその内容は覚えていません。たしか切ない話だったと思います。母国に戻った少女が旧ユーゴスラヴィアの分裂した国の中のどこなのかを皆で推理する所が印象深いです。(と言うかそこくらいしか覚えていない)
これだから同じ登場人物が出た「真実の10メートル手前」でも全く気付かなかっただよねー
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ナトホ

『さよなら妖精』米澤穂信

2019/09/01 (Sun) 22:53:13
この作品が好き♪ ということを何人かに聞いたので、読んでみたいなー、と思ってました。
それで、へえええ、こんな話だったんだーと思いました。
青春小説ですね。
わたしはミステリーとして「おー!」と思うのは、割とバリバリ系のほうなので、
な、なるほど、一応ミステリーになっているんだなー、という感じです。
こういう形の謎の作り方があるんだなー、と感心しました。
それと割と、描写とかいろいろと書いてあるので、ふむふむです。
マネできないです。
わたしはそんなに書けないです。
米澤さんが20行かけて書いてるところ、1行で済ませてしまいそうです。
わたしはぐだぐだ書いてしまうタイプなのでありますが、他の人が数行使って書くところを一行で書く、なんてこともしているようなのです。

かなり意味不明になってます。すみません。
マネはできないけど、あれこれ勉強になりました。

三ツ島に活かすとしたら、主人公のダイゴーのことをもっとどうにかしたいと思います。なぜ旅に出て、何を考えて暮らしているのか、とか、その辺のところです。
妹のことが旅のキッカケとなってますが、会社を辞めてますからね。
「さよなら妖精」の主人公は自分の人生について悩んでます。
そういう意味で、ダイゴーも自分の人生について悩んでるはずですが、
「さよなら妖精」ほどは書き込んでないです。
「さよなら妖精」の場合は、物語の背骨がそこにある、と思えます。
では、三ツ島はどうか

現状では一つ一つ短編を書いて、どうにか連作短編にしようとしてるという感じであります。
「さよなら妖精」の場合は、長編ですね。
長編だけど、ひとつひとつの章にも、連作短編的なミステリー要素が入ってるのね、と思えました。一般的には、そこは単なるエピソードの一つになってるだけ、という印象かもしれません。

三ツ島の場合は、もっと一つ一つが連作短編だから、しょうがないですね
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たみぃ

『屋上の名探偵』 市川哲也 ☆☆☆

2019/09/01 (Sun) 15:20:21

8月のプチフェア「青春ミステリ」7冊目に滑り込み読了。8月は7冊しか読めなかった事もあって全て青春・学園ミステリの連続読書になってしまいました。似たような設定・筋に食傷気味になったのは自分のミスチョイスでもありますが余り高評価の作品に出合う事はありませんでした。元々気楽に読める学園ものという選択だったのでそれは当然の帰結です。
さて、本作。鮎川賞受賞作家です。受賞作よりも先に文庫オリジナルの本作が文庫としては先に刊行されており読書順は狂ってしまいました。受賞作とは違う設定だと思い込んでいたのですが、どうも同じ探偵役が活躍する作品のようです。
連作短編集となっており探偵役の蜜柑は無口で表に出たがらない屋上でお弁当を食べる女子高生です。組み合わせ的には仕方ないと思うけどワトソン役は暑苦しく鬱陶しいシスコンの男子生徒。この作品集だけの登場にして欲しいなぁ。
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たみぃ

『君と過ごした嘘つきの秋』 水生大海 ☆☆

2019/08/31 (Sat) 10:39:17

直前に読んだ本の続編です。登場キャラクタを忘れないうちにと読みました。タイトルの通り季節は秋に移り変わっています。そしてタイトルの通り、嘘つきが一杯出ます。本作は前作よりもずっと本格ミステリ仕立てです。
謎が提示されてそれを調べる前回からの5人組が探偵団です。本格ミステリは人によって評価や気にする点は違うと思いますが私個人としては根幹になる大きな所で弱点に映る箇所が2つありました。ここからややネタバレを含みます。

最初の謎は「何故、校舎の屋上から骨格標本が落とされたか?」でここから謎解きの発端が始動します。この「入り」はとても本格っぽくて良いです。しかし、その謎は中盤過ぎに解き明かされ、尚且つ作者にとって安易な処理でした。
そして謎の焦点は別の所に移ります(それは欠点ではないです)そしてその謎を解くにあたり関係者(容疑者)に聞き取りをするのですがほぼ全員が嘘の供述を混ぜます。出来れば犯人だけは嘘を付いてそれ以外は本当の事を言う(謎を解く材料を明示する義務)形が望ましいです。嘘を見破るのも本格ミステリの王道の一つで、実際探偵役はそれを見破ります。しかし、その論理は正しかったものの、別解が実際の状況に含まれていてスッキリしません(私の読み抜けかも)そして、事の真相は探偵が解き明かすのですが大きな点で容疑者自身が真相を説明する所もキズです。
探偵はその点を可能性としても読み取れなかったのです。関係者のそれぞれの嘘がその事情とともに明らかになってエピローグを迎えるのですが
その中の一人は最後まで嘘を認めないままで終わります。これもスッキリしないです。気になる点を挙げながら書いていたらすっごく沢山出てきてしまいました。物語として決して悪くはないミステリだとは思うのですが(フォローが弱いね)
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ナトホ

Re: 『消えない夏に僕らはいる』 水生大海

2019/08/27 (Tue) 07:33:04
>ミステリ色は薄く、謎も結末もインパクトに欠ける。

ううー。三ツ島は大丈夫か

ミステリをよく読んでる教室の生徒さんに聞いてみたら、
2話「アパート」→「マジシャン」に改題について、
「広義のミステリに入ってます」と言ってました


それにしても、読書してますねー。
なんだかんだ言っていたけど、すごいなぁ
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ナトホ

Re: 『シャーロック・ノートⅡ』 円居挽 

2019/08/27 (Tue) 07:25:36
>アクロバティックに展開

アクロバティックいいなぁ

>論争点が明確なのは良い所と思う。

これは重要ですよね
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たみぃ

『消えない夏に僕らはいる』 水生大海 ☆☆

2019/08/25 (Sun) 19:27:38

小学校の時の出来事に心を傷つけられた響(登場人物名)が高校に入って偶然、その時の4人と再会してしまう。
そこからイジメにも似た学校内での事件が起きてそれを解決していく5人の物語。作者はライトなミステリを書く人で本作で5冊目の読書。ミステリ色は薄く、謎も結末もインパクトに欠ける。ミステリというより青春学園ものと呼べそう。
作者は愛知在住のミステリ作家で何となく応援しているのだが、まだ開花前のような気がする。今後に期待。
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たみぃ

『シャーロック・ノートⅡ』 円居挽 ☆☆☆

2019/08/24 (Sat) 00:22:00

8月のプチフェア、青春・学園ミステリはやっと4冊目。円居作品はこれで4冊目だがまだ作風が掴めない。前作「シャーロック・ノート」は当然既読でその時は作品設定(世界観という程の大袈裟なものでは無い)が
なかなか受け入れ難く、余り良い印象が残っていない。続編となる本作は一応短編集の体裁のようでありまた3つの作品を3章に配して長編のような体裁とも言える構成になっている。
前作よりはずっと読みやすかった。それは設定に慣れたせいもあるかも知れないが、全編を通じて問題点が一つだけで貫かれており、それをアクロバティックに展開させる所は複雑にはなっていても、論争点が明確なのは良い所と思う。
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ナトホ

Re: 『卯月の雪のレター・レター』

2019/08/21 (Wed) 02:45:07
サンドリヨンの人なんですね。
作品を発表してるんですねー。

>本作はどこにでもいる人達とどこでもありそうな状況の中での小さな謎解き作品になっており、小粒感は否めない。が、そういうミステリが嫌いではない。そもそもミステリは犯罪の重さで評価が変わるものでは無いと思うのであるが、実際には(特に長編は)そういう傾向・風潮にある。

そうですよねー。
三ツ島の場合は、小粒でもなんでもいいから、とにかく最後までどうにか書かねばー
小粒というか、ギャグっぽくなってきてるけどー
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ナトホ

Re: Re:レトリック

2019/08/21 (Wed) 02:39:47
>迷わせてしまいスミマセン。

いえいえ。比喩とかのうまさは、ミステリに関係ないだろうから、この際だから確認しようと思っただけです。それで、なるほど、と思いました。

「言わんとすることを明確かつ適切に美しく表現し,文にふさわしい構成を与える言語・文章技術」
重要ですよねー

>途中で問題点を整理して書き出したり、登場人物に解決するべき点は〇〇だからとか発言させたりして、問題点を再提示する「親切設計小説」があります。これは読者として助かります。
かなりの作品で見受けられるので常識的な手法だと言えます。

6話「策士」の場合、事件が起きるのが翌日です。
それまで読者がヒマだといけないので、どうにかしないと、と思ってます。

まずはダイゴーと牛沢が目的地である松原屋に到着し、宴会に加わります。
映画のために撮影しているのでありますが、普通に宴会でもあります。
そしてこの場で、民宿の主人の辰三が、そこに来ている人たち全員に文句を言います。正論でもあります。これが動機となるわけですが、映画のシーンでもあります。でもなんだかとても微妙な雰囲気ではあります。それでも、事件は起きてないので、読んでいてどうなのかよくわかりません。
それで、そこでの登場人物たちの中に名探偵に似てる人がいることにしました。これもよくあるパターンだし、面白いかどうかも謎なんですけど。。。研さんじゃないホームズとポアロとコロンボと金田一です。そこにワトソン=ダイゴーが来たんだから、何かが起きないわけにはいかん、と元刑事が笑います。元刑事とダイゴーが探偵役となりますが、元刑事は名探偵に似てません。
映画のストーリーをダイゴーは知らないのですが、まさかミステリ? と牛沢に訊いてみたらそうらしい。しかも、ポアロが離れで寝るという。もしかして、そこが現場になるのか? とまた聞くと、牛沢は、はははっと笑う。
ポアロが裏庭を見せるというので、ダイゴーは離れについていき、裏庭と離れの様子を描写したところです。
読者が退屈しないといいんだけどなー

金田一もいて古い屋敷の離れがあるから、この家には日本刀もあることにしました。今はその方向で書いてます。裏庭に突き刺す予定です。でも挫折するかもー。
とりあえず書いて、今ひとつだったら、削除すればいいかな
金田一は今のところ、一番影が薄い人なんですよねー。
ちなみに名探偵たちは謎解きはしません。どっちかっていうと容疑者で、被害者はポアロです。
謎解きするのは、もちろんワトソン=ダイゴーです。
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たみぃ

『卯月の雪のレター・レター』

2019/08/20 (Tue) 23:28:04

相沢沙呼 ☆☆☆
相沢作品は4冊目の読書。いずれも学園ミステリ。本作は創元推理文庫の3冊目として刊行された為、先入観で鮎川賞作の『午前零時のサンドリヨン』とその続編『ロートケプシェン、こっちにおいで』の女子高生マジシャン酉乃初シリーズの作品だと思い込んでいた。しかし、読んでみると本作は連作でもオムニバスでも無い5篇からなる短編集だった。主人公は教育実習生を含めた学生だという事のみが共通事項で内容は様々な短編集となっている。5篇とも女性が主人公で作者名から筆者も女性の気がしてしまうが実際はマジックが得意な男性作家である。ミステリ・手品という要素から泡坂妻夫を連想させるが、筆致・作風は随分違う。
本作はどこにでもいる人達とどこでもありそうな状況の中での小さな謎解き作品になっており、小粒感は否めない。が、そういうミステリが嫌いではない。そもそもミステリは犯罪の重さで評価が変わるものでは無いと思うのであるが、実際には(特に長編は)そういう傾向・風潮にある。
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たみぃ

Re:レトリック

2019/08/19 (Mon) 23:26:39
ナトホさん。

>レトリックって修辞のことだと思っていたので

ああ、そうですね。狭義というか現代の使われ方で言うと
ナトホさんが思っている通りなのが常識的かと思います。
比喩とか言い回し、さらに若干悪い意味も含めて「言葉による誤魔化し」
的な使われ方が普通のようでした。

>マイペディアの引用

へえ~そんなに歴史的な背景を持っていたんですね。
私は小説の流れの中での表現方法くらいの意味合いで使いました。
今はもっと短いセンテンスや単語について言われる事の方が多いですね。
しかもどちらかと言えば詭弁に近い意味合いを持たせている事も多いかな。迷わせてしまいスミマセン。

>>ミステリは問題点が何であるか(略)

短編であれば特に意識しなくても大丈夫かも知れませんが
読み手の理解や把握、読み始めからの時間経過などを考慮して
途中で問題点を整理して書き出したり、登場人物に解決するべき点は〇〇だからとか発言させたりして、問題点を再提示する「親切設計小説」があります。これは読者として助かります。
かなりの作品で見受けられるので常識的な手法だと言えます。
例えば麻見和史の如月塔子シリーズでは事件が起きる度に、班のメンバーが飲み屋で検討会を行い、疑問点の一覧を箇条書きで示します。
それぞれに短く「解決済み」とか「現時点での解答候補」が付されており
読者はここで要点を復習出来る仕組みです。
きっと本当の警察は飲み屋でこんな検討会は行わないでしょう。
Pass :
ナトホ

Re: 『星を撃ち落とす』

2019/08/19 (Mon) 01:01:25
>レトリックの稚拙さが台無しにしていると思う。

レトリックって修辞のことだと思っていたので、思わず調べました。
なるほど

<百科事典マイペディアの解説>
本来は古代のギリシア語レトリケに由来し,弁論の技術とその体系をさした。1.発想(主題の問題点を探し出すこと),2.配置(1.をどのように順序立てるか),3.修辞(1.2.をいかに効果的に表現するか),4.記憶(口頭弁論のための暗記),5.発表(発声,身振りなどの技術)の部門に分かれて体系化された。これらは中世ヨーロッパに受け継がれ,言わんとすることを明確かつ適切に美しく表現し,文にふさわしい構成を与える言語・文章技術として発展した。

>散漫なストーリーにスッキリしない結論
>ミステリは問題点が何であるかと最後の着地点を明確にしないと読みにくいジャンル

そうですよねえー。
三ツ島、どうかなぁ。
6話「策士」が非常に怪しいです。
ありがとございます


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たみぃ

『星を撃ち落とす』 友桐夏 ☆☆

2019/08/18 (Sun) 22:05:20

四人の女子高生を中心に話が進められる青春ミステリ。この本を読むのに17日も掛かってしまったせいもあるかも知れないが、散漫なストーリーにスッキリしない結論と評価はかなり悪い作品となってしまった。やはりミステリは問題点が何であるかと最後の着地点を明確にしないと読みにくいジャンルとなってしまう。
初めての作家さんで作品についても全く予備知識も無く読み始めたが、基本的に創元推理文庫で刊行している作品に関しては版元を信頼しており、
吟味無しに購入してしまう傾向にあったが本作を読んでその点でズレを感じてしまった。
本作はミステリ志向のある細かなプロットが多く含んでおり本格ミステリの方向性を感じるのだが、レトリックの稚拙さが台無しにしていると思う。
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たみぃ

『つれづれ、北野坂探偵舎2』 河野裕 ☆☆

2019/08/12 (Mon) 00:01:09

8月のプチフェアは夏でも軽く読めるような青春ミステリ・学園ものと決めていたのだが、さっぱり読書が出来ていない今、年間の読書目標である
河野作品がたまたま大学を舞台としていたので、8月のフェアは本作よりスタートとする事に。
副題が「著者には書けない物語」とあり、その意味合いは結局、浅いものであったのだが、それでなくとも本作は巧く構成出来ているとは言い難い。
北野坂探偵舎シリーズは5冊まで続くのだがこの設定を貫き通しての巻き返しはあるのだろうか?やや、不安になるシリーズ第2弾ではある。
Pass :
たみぃ

『コンビニ人間』 村田沙耶香 ☆☆

2019/08/03 (Sat) 23:15:44

第155回芥川賞受賞作。芥川賞作品は数える程しか読んでいない。思い出せるのは「火花」「石の来歴」「蹴りたい背中」くらいかな。それは自分に純文学を愉しめる素養が無いから。実際、自分は文芸作品を解する程の上等な人間ではないし、本作も火花同様薄い本なのでチャレンジしてみたけどやっぱり自分の嗜好には合わなかった。
本作が評価されるのは少々なりとも判るのだが、それでも読んでいる自分が楽しめないのだから明らかに力不足(文学脳の欠落があるんだろうな)である。やっぱり自分はあいも変わらずミステリ(もしくはエンタメ)だけを読めんでいけば良いのだなと再認識。

本作は7月末の読書本で今年の80冊目となる。かなりいいペースで読書は進んでいる(ギックリ腰特需があったし)それでも過去にはさらに上を行くペースの年(今よりずっと忙しかった筈)もあったから呆れる。
Pass :
たみぃ

『アイネクライネナハトムジーク』

2019/07/31 (Wed) 20:24:37

伊坂幸太郎 ☆☆☆

9人目のスタメン作家は伊坂氏。これで今月のプチフェアは終了。後の2名は未読本が無い石持浅海氏と松尾由美氏でベストイレブンとなる。伊坂作品はこれで26冊目。この作品は連作短編集でこの時期の作品の中では正調伊坂流と感じたけれど後書きや解説を読んで知ったのだが伊坂氏は恋愛小説を書かないらしい。それどころか作品に恋愛要素を殆ど入れないとの事。その中で恋愛要素の入った本書は珍しい作品になるとの事。
意外に感じたが作者によると意識的に恋愛要素を外して勝負しているとの事でそれは確かに自分に厳しく作品の質を律している姿勢は評価出来る。
1篇目を読んで2篇目の途中で最後の着地点はこうなるだろうというやや安易な見通しを感じたけれどそれをすぐに2篇目の作品で着地させたのに少し驚いた。(ネタバレを避ける為に曖昧にしか言えないのがツライ所)そして全編を通じてオマケとしてある撃退法をそれぞれの人が披露する展開はやはり巧い。

このブックレビューを始めてから本を撮影してそれに連番でリネームしているのですが、この本が100冊目に。
という事は読書感想も100冊に及んだワケで飽きっぽい自分にしては、うん、まあ、続いている方だなと自己満足。
Pass :
たみぃ

読書

2019/07/30 (Tue) 23:27:41
>すごい勢いで読書されてますね

ここの所、毎日一冊読んでいるかのような錯覚を与えているかと思いますが、単に読書報告を怠っていてブックレビューを溜め込んでしまっただけなのです。お恥ずかしい。7月の読書感想はあと2冊になる予定です。

それもこれも含めて8月からはもうちょっと、ちゃんと生きて行こうと秘かに決意しているのですが、それはすでに「ダイエットは明日から」と同じで、そう思ったなら何故、今すぐにちゃんとやらないのだともう一人の正論担当の私に叱られます。かさね重ね、お恥ずかしい。
Pass :
ナトホ

>『岩窟姫』 近藤史恵 ☆☆☆

2019/07/30 (Tue) 21:49:00
すごい勢いで読書されてますね。
素晴らしいです。

近藤さんのサクリファイス&そのシリーズ、いいですよねー
って、他の作品はちょつとしか読んだことないのですか、
サクリファイスシリーズは何度でも読みたくなります。
Pass :
たみぃ

『岩窟姫』 近藤史恵 ☆☆☆

2019/07/30 (Tue) 21:27:47

8人目のスタメン近藤さんは実に様々なジャンルの作品、数多くのシリーズものを手掛ける作家です。その中でも「サクリファイス」を始めとした
自転車のシリーズがお気に入りです。「凍える島」で鮎川賞を獲った近藤さんですが、本格ミステリ作品は余り見掛けなくなりました。
それどころかミステリ作品すらそれほど発表されていません(他のジャンルの小説は凄いペースで刊行されているけど)そんな近藤作品ですが本作は一般的なミステリ作品です。探偵役は事件に巻き込まれたアイドルが務めるのですが、そのせいかミステリ色はかなり薄いです。そして謎解きや事件の構図など不満も多くは見受けられるものの近藤さんのミステリが読めるならばまあ許せるかなという感じです。
Pass :
たみぃ

『ラプラスの魔女』 東野圭吾 ☆☆☆

2019/07/29 (Mon) 20:24:06

7人目のスタメン作家は東野氏です。全ての作家の中で一番多く本を読んでいる作家でもあり、これで78冊目の読書になります。
本作は現実にはあり得ない能力を持った男女が登場します。それは普通、超能力と呼ばれて小説世界ではよくある設定なのですが、本作の中ではあくまで超能力ではなく、実際に起きうる現象を人並み外れた鋭敏な頭脳で察知するという設定になっており、超ではなく最大?超能力ではなくMAX能力?でも読む側にすればそれはもうどちらでも同じであってそこに新味は感じません。
本作は特にダメな所があるわけでもないですが、東野氏にすればもっと巧く表現出来たのではないかという感想を抱かせます。
Pass :
たみぃ

『真実の10メートル手前』 米澤穂信 ☆☆☆☆

2019/07/28 (Sun) 17:53:39

フリーのジャーナリスト太刀洗万智が一見見過ごしてしまいそうな僅かな違和感から事件の真相を見破るという形のお話。
6つの物語に関連性は無く連作ではない同一主人公による短編集。いわば「太刀洗万智の事件簿」というタイプの本でありランキングものでは余り対象になりにくいのであるがこの本は、このミス、文春、読みたいの3種の通常ミステリランキングでいずれもベスト3に入る快挙を成している。ランキング常連の作家であるので快挙でも無いように感じるが、このタイプの短編集では非常に高く評価されたと思う。逆に本格ミステリの上位常連でもある作者であるがそちらは7位。これは事件を追って調査、聴取によって真相が見えてくる話だからであるが、その根本的な所では本格ミステリにおける論理によって謎を解明するという原点を失っていない。
5話を読んで初めて探偵役である太刀洗の素性に気付いた。初期の作品でお気に入りの「さよなら妖精」の登場人物であり、学生だった当時から随分と年月が過ぎてからの物語ではあるが、なかなか気づかなかったのは迂闊だった。太刀洗のキャラ印象は硬く鋭い。研ぎ澄まされた考察を持ち、万事に抜かりなくその分ユーモアには欠けるが品性は備えている。
6人目のイレブンとして紹介した米澤作品は18冊目の読書でいずれも高評価な作品ばかりである。この本を一言でまとめると『切れ味の鋭い短編集』となる。
Pass :
たみぃ

『家族シアター』 辻村深月 ☆☆☆

2019/07/21 (Sun) 23:12:04

5人目の辻村さんはミステリ作家とは言い難く、近年の作品はミステリ色が凄く薄いです。辻村さんは巧い筋立てを器用に書く作家という印象です。
本作は6つの短編と1つの掌編からなる短編集。未読本だったので何気なく手に取りましたが、内容は家族間の確執だったり蟠りや嫌悪の描写が作品の8割くらい占める苦手なものでした。タイトルが「家族シアター」なので家族に関する短編集ならば当然予想すべきで身構える事も可能だったのにウッカリ読み始め「シアッタ!」とくだらなく呟く羽目になりました。
しかし、スタメン作家の一人である辻村作はいずれ全て読む予定なので仕方ありません。女子間のイザコザや人間関係のダークな所を長く描写する作品も見られお気に入り作家から格下げしようかなとつい思ってしまいます。しかし、彼女の作品は最後にふわっとハートフルに仕上げられる事があるので途中までのイヤな感じはかなり払拭されます。これで辻村作品は20作読破です。
Pass :
ナトホ

Re: 『論理爆弾』 有栖川有栖

2019/07/19 (Fri) 01:03:13
>アリアリの読書はこれで41冊目。

すごーい

まだ読んだことがないです。ごめんなさい。

>火村ものにはワトソン役として有栖川有栖という名の小説家が相棒であり、江神シリーズでは学生の有栖川有栖がワトソン役である。

ワトソン役のダイゴーは、ワトソンを目指していて、しかも謎を解く。
ヒネリ、入ってるかな(笑)
Pass :
ナトホ

Re: 『純喫茶「一服堂」の四季』 東川篤哉

2019/07/19 (Fri) 00:55:56
きた
選考委員~

>短編においては小粒なトリックであってもそのロジックはしっかりしていて、それをギャグで分厚くコーティングするという作風を貫いています。

「謎解きは~」は読みました。
しっかりミステリーだったというイメージです。
ギャグの部分は記憶にないです。
でも、この話は全体的にギャグだったのかも、と思いました。
そんな話だけど、しっかりミステリーだと思ったから、「しっかりミステリー」の印象が刻まれたのかもしれません。

とにかく「謎解きは~」は設定がギャグですよねー。
そう考えると、「三ツ島」はとても普通の話だと思いました。


>この一週間、読書のペースは激減。

激減してると感じているのでしょうが、基本的にすごいです


Pass :
たみぃ

『論理爆弾』 有栖川有栖 ☆

2019/07/17 (Wed) 21:48:31

4人目はイレブンのアベレージヒッター、アリアリこと有栖川有栖。ロジックに基づいた安定感のある短編集が多く、火村シリーズがオススメである。
火村ものにはワトソン役として有栖川有栖という名の小説家が相棒であり、江神シリーズでは学生の有栖川有栖がワトソン役である。二人の関係は未だ謎のままである。本作はそのどちらのシリーズにも属さない「ソラ」シリーズの第3作。1・2作目を読んでその設定が個人的に受け入れられず余り良い印象を受けていなかった為、第3弾の本作は長らく未読のままだった。北海道が独立して日本の敵国となっている設定と探偵が法律上、認められないだけでなく国から厳しく排除されている世界での探偵を描くもので、どうしてこの設定が必要なのか良く判らない。
本作はタイトルは論理爆弾だが、それほど意味が無いというか内容にそぐわない。つまり論理的な作品では無い。アリアリの作品なのに本格ミステリですら無いという物語に戸惑うし、不満を覚える。
アリアリの読書はこれで41冊目。手持ちのフィクションはこれで未読無しとなった。ソラものはまだ続くんだろうか?物語的にはまだ未解決な事が多く、当分続くような構想になっているけどこのシリーズには興味が持てないというのが本音である。
Pass :
たみぃ

『純喫茶「一服堂」の四季』 東川篤哉 ☆☆

2019/07/14 (Sun) 22:27:59

3人目のスタメンは東川氏。ユーモアミステリの書き手として今や不動の地位を築き上げています。その礎は何と言っても「謎解きはディナーのあとで」
のヒットなのですが、質的に突出しているとは感じず、やはり本屋大賞一位という肩書が強く後押ししているのだと思います。
短編においては小粒なトリックであってもそのロジックはしっかりしていて、それをギャグで分厚くコーティングするという作風を貫いています。
本作も同じ系列の作品ではあるのですが、キャラや舞台設定が無理造り過ぎるかと思います。タイトルの通り、四季にちなんだ4編の作品集ですが
このような形(ネタバレになるので詳細は伏せます)をとらねばならなかったのか?と。また探偵役のキャラ設定も無茶が過ぎるかと。
探偵の名前が安楽椅子と書いてアンラクヨリコ。名実共に安楽椅子探偵ですが、この点でも松尾由美氏の意思を持った安楽椅子が探偵を務めるというファンタジー設定の方に軍配を上げたいです。

この一週間、読書のペースは激減。日に2~3ページしか進まない事もあり、そうなると内容に対する興味も薄れてきて恒常的な評価が出来ないように感じます。
Pass :
ナトホ

Re:『ようこそ授賞式の夕べに』

2019/07/11 (Thu) 22:49:02
>具体的には謎を引っ張る為に、行動や言動を曖昧にしたり隠したりしてしまう点です。犯人やメイントリックを最後に残しておくのはミステリというジャンルの性格上、仕方ない事ですが、その前の段階の手掛かりについても故意に伏せてしまう点が多く見受けられました。

肝に銘じます。
堂々と書いてあったのに、うっかりしたー
と読者が思うことを目指してはいますが、どうかな
ちゃんと情報は提示できてるだろうか

『探偵は教室にいない』のときの選評で、他の最終選考作品について、提示されている情報がネオンサインのようにピカピカしすぎてるからこういう場合はフェイクだろうと思ったら、ちがった。もっとひねるようにしてほしい的なことが書いてありました。

どうしよう。ネオンサインピカピカになっていたら
というか、そもそも何が謎なのか。つまり読者がどんな解答を出せはいいのかわかりにくいというところが問題なのではないか
すみません。その件については、ミステリ新人賞のコーナーのほうに書きます
Pass :
たみぃ
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『ようこそ授賞式の夕べに』 大崎梢 ☆☆

2019/07/08 (Mon) 20:40:50

Myスタメンのイレブン、2人目は大崎さんです。大崎さんは元書店員だけあって、書店を扱った作品がメインで成風堂シリーズと呼ばれるものがあります。この作品はその成風堂シリーズの一作で出版社の編集者をフィーチャーした「ひつじ君」シリーズとリンク(合体)した作品にもなってます。成風堂シリーズを始めとする大崎短編は大好きなのですが、大崎さんの長編にはちょっと?と思ってしまう作品もままあります。それがこの作品でも出てしまい、集中して読む事が出来ませんでした。
具体的には謎を引っ張る為に、行動や言動を曖昧にしたり隠したりしてしまう点です。犯人やメイントリックを最後に残しておくのはミステリというジャンルの性格上、仕方ない事ですが、その前の段階の手掛かりについても故意に伏せてしまう点が多く見受けられました。
これでは読みながら一緒に謎を解決しようと思う読者に対して失礼であり反則でもあると思います。名前を言わずに不自然な代名詞だけで会話を進めていくのも納得が行きません。残念ながら本作はオマケしても☆2つです。
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たみぃ

『チョコレートコスモス』 恩田陸 ☆☆☆☆

2019/07/04 (Thu) 22:13:12

「ガラスの仮面」のオマージュ作品という事で全くガラスの仮面を知らないので長らく読んでいなかった作品ですが、この度ナトホさんの後押しもあって読んでみました。
演劇にも興味は薄く、550ページを超える作品でどうなることやらと少々不安ではありましたが読んでみると、この世界に引き込まれとても面白く短期間で読み終えてしまいました。
ガラスの仮面との関連性は私には不明ですが、単独の作品として文句なく楽しめる小説です。恩田作品はもやっとした不安定感が残る作品もあるのですが、本作は明快で着地点までの道のりに迷いが感じられません。

7月の読書はお気に入りの作家の未読作を読む!というのがテーマです。
お気に入り作家は11人いて、その内未読作がないのが2名。残りの9名の未読作を7月は読み進めて行こうと思います。
トップバッターに起用した恩田陸。これで恩田作品は48作目の読書です。
Pass :
たみぃ

『謎解きの醍醐味』 鮎川哲也 ☆☆☆

2019/07/02 (Tue) 21:11:58

本作はベストミステリー短編集としてオリジナルとは違う編纂によるテーマ別再編短編集(5冊)のうちの一つです。
短編7作+エッセイが収録されています。鮎川作品は短編集が色々な形で重複して出版されており、既読作とかぶる事が往々にしてあるのですが
この作品集では自分の読書では1作のみの重複でした。
鮎川氏のような大御所でも作品における全ての要素それぞれが完璧な短編という事はまずないです。各エレメンツが平均点以上でどこか1つもしくは2つの要素に新味や鮮やかさがあれば
短編はそれで良いという事を教えてくれるような気がします。むしろ何もかもを短いページ数に詰め込む方がマイナスなのだろうと思われます。
鮎川氏の読書はこれで35冊目。自分にとっては時代を超えて楽しめる貴重な作家の一人です。

この本は6/30に読了したもので上半期の読書本は70冊。
腰痛特需のお陰です(笑)しかし、過去にはそれ以上の本を6月までに読んだ年もあり、今よりずっと忙しかったはずなのに・・
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ナトホ

Re: 選考委員

2019/07/02 (Tue) 10:06:06
>選考委員にコージーな作家が二人もいるからではないか

>そのお二人は加納朋子さんと辻真先さんの事ですね?

いえ。加納さんと北村さんのことです。
真先さんは、「探偵は教室にいない」が鮎川で受賞したことが、大どんでん返しだー、と言ったみたいです。それでも、最終の中で一つ選ぶとしたら、「探偵は教室に」と決めて、選考会に臨んだらしいです。他の最終作品と比較しての問題で、小説としてこれがとてもうまかったのだと思います。

「三ツ島」の場合は、小説としてうまいかどうか、と言いますと、つぎはぎだらけでこなれてない感じがした、というのが知人の印象です。そりゃ、つぎはぎして書いてますからね
小説として、まだまだ全然の状態であります

>東川氏は作品にダジャレが頻出する作家ですが、
一般にダジャレを言う人って他人のダジャレには厳しい傾向があります。
研さん、ピンチかも!

~(>_<。)~ ~(>_<。)~ ~(>_<。)~
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たみぃ

選考委員

2019/07/01 (Mon) 20:08:34
>選考委員にコージーな作家が二人もいるからではないか

そのお二人は加納朋子さんと辻真先さんの事ですね?
今年から北村薫さんから東川篤哉さんに代わるので
さらにコージー度が増します!

>コージーな作品を書いている作家は、コージーには厳しい

受賞作に対しては同系統の作品に対して凄く厳しくなりそうですね。
東川氏は作品にダジャレが頻出する作家ですが、
一般にダジャレを言う人って他人のダジャレには厳しい傾向があります。
研さん、ピンチかも!
Pass :
ナトホ

Re: 本とか映画とかの部屋

2019/07/01 (Mon) 09:29:23
>「よろずのことに気をつけよ」

図書館に予約しましたー。

文庫本は貸出中だったのですが、単行本はありました。
別の地域の図書館から取り寄せます

本を全然よめてないのですが、わたしが借りてる本に予約が入ってしまい、
返却しにいく羽目になりました。
なので、ついでにすぐに借りられる本を他館より取り寄せておいて借りよう、
という戦略です

>その過程には挫折や間違い、無駄な捜査の繰り返しなど長編を支える要素が適度に入っており、久々に普通の推理小説を読んだなぁと満足しました。

さすが乱歩賞作家ですね。

「挫折や間違い」、「無駄な捜査の繰り返し」など短編にも適度に必要ですよねー。
「三ツ島」の場合は無駄な捜査しているヒマなく、話は進んでますけど。。。
ちょっとくらい入れたほうがいいかなぁ。

そういえば「探偵は学校にいない」ですが、これだけこのことについて詳しく書いてるんだから、何かの伏線になってるにちがいない、と思ったのに、事件にまったく関係なかったー、ということがけっこうあったそうです。そこはどうやら「小説」としての部分らしい。

小説としてうまいから、ゆるされるんだろうなー。
しかしもしかして、逆にヒネリのように見えたりして

このときの選評に、対抗馬があったことが書いてあったそうです。
その作品は、ヒネリが足りなかった、とのこと。
怪しいなー、と思っていた人が、そのまま犯人だったので、残念だった。
ヒネリがほしい、と加納さんが言っていたらしいです。

ちなみに、読書感想などを検索すると、「探偵は教室」は小説としてとても評判がいい。中学生の話なので、その青春小説としていい。
こういうコージーな作品が受賞するのは、選考委員にコージーな作家が二人もいるからではないか、と言ってる人もいましたが、知人によると、コージーな作品を書いている作家は、コージーには厳しい。その高いハードルを越えたコージー作品ということになるようです。

コージーのハードルが高い~(>_<。)~


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たみぃ

『水底の棘』 川瀬七緒 ☆☆☆

2019/06/30 (Sun) 21:38:10

法医昆虫学博士の赤堀涼子が(尋常じゃない行動を伴って)活躍するシリーズ第3弾です。もうすっかり赤堀ファンの一人になっている私としてはネタ切れになってシリーズが続かないのが心配です。とりあえず4弾目までは確保してありますが、シリーズ刊行が続くのかどうかは定かではありません。
作者は「よろずのことに気をつけよ」で乱歩賞を獲った作家です。乱歩賞作は前に読んだけれど、もう余り覚えていなくて伝奇的猟奇的なミステリだったような気がします。
本シリーズは虫を扱っています。監察医なので大抵、死体に湧く虫が対象になります(死後時間の割り出し)その描写は実に気持ち悪いのですが赤堀のキャラで中和する流れが良いです。また、自分は虫は全般全く平気なのですがクモだけはどうしてもダメです。しかしそれも毎回相棒となる刑事がクモ嫌いという事で共感を覚えます。

本作のストーリーは割愛しますがちっちゃな疑問から思いも付かない結末へと流れる王道的推理小説で、その過程には挫折や間違い、無駄な捜査の繰り返しなど長編を支える要素が適度に入っており、久々に普通の推理小説を読んだなぁと満足しました。
Pass :
たみぃ

『つれづれ、北野坂探偵舎』河野裕 ☆☆☆

2019/06/30 (Sun) 10:39:54

今年のターゲット作家の河野氏。新しいシリーズに入ります。全5巻あるので肌に合わないタイプのものだとシリーズ読破出来ないのですがこれは探偵という言葉がタイトルになるので間違いなくミステリでしょう。安心してページをめくります。
ところが、いきなり幽霊が登場します。読んで把握しましたがこのシリーズは幽霊とは縁が切れない感じです。探偵社なのに!?なんで幽霊?と抗議の声を上げる間もなく探偵社ではなく探偵舎だという事に気付きます。まだ一冊目ですが、探偵は小説家。彼の事件へのシナリオが完成するとその事件の解決を見るという因果律に反するような流れのようです。まだしっくりとは来ないです。探偵の相棒は探偵でややこしいのですが、喫茶店のオーナーであり、元担当編集者であり、現在、探偵が職業です。彼に持ち込まれた不思議な謎を小説家と組んで解決していくという感じです。最初の依頼人がその後もレギュラーで登場するようであり喫茶店のバイトの人も主な登場人物の片隅になるようです。人物把握が苦手な私にとっては主要人員が少なくて助かります。
本作のタイトルは副題に「心理描写が足りてない」が付いています。副題がつかないとタイトルは全部同じになってしまうのですがここの投稿欄に入れるのは制限があって無理です。便宜上、次の感想からは2、3と数字を付けて区別します。
Pass :
たみぃ

『気まぐれ食堂』 有間カオル ☆☆☆

2019/06/25 (Tue) 23:12:48

今月のプチフェア、最後の作家さんは有間氏。全く知らない作家です。この本は創元推理文庫なので一応、ミステリのはずです。しかし、裏表紙の紹介には「豊かな自然と美味しい料理が癒してくれる、休日のような小説」とあります。
読んでみて、その言葉の通りの長い休暇をスローライフに過ごすというお話で謎らしきものは一つだけあるのですが、それが連作の中でちっとも重要な位置に置かれておらず、また実際にそれほどの謎でもないというミステリらしさは殆どない、ゆったりとしたお話です。
まあ、創元推理文庫にもたまにはこんなカテゴリ外のものが混じっても良いではないでしょうか、とユルイ心で思える一冊です。
Pass :
たみぃ

『算数宇宙の冒険』 川端裕人 ☆

2019/06/23 (Sun) 20:40:22

7人目になる初読書の作家は川端氏です。自分では初めてとは意外な人で、すでにノンフィクション系のものを読んでいる気がしていました。
さて、本作は大問題作で読むのに難渋しました。手に取った時は5人目の初めましてになる予定でしたが2冊の読書に追い抜かれました。
本作は横書きのフィクションでジャンルとしては数学ファンタジーとなります。数学ものも好きなジャンルで色々と読んではいますがこれには本当に参りました。何度も放り投げようと思いました。一体、この本を好んで読む人のグループはどんな人が相当するのだろうか?
登場人物は小学生だけど、小学生が読むのはとてもツライ。何しろリーマン予想だのオイラー積だの、ここにその数式を入力するのが無理なくらいな高等数式が全ページに渡って頻出する。同様に一般読者もその高度な数学設定に参ってしまうだろう。内容は完全にファンタジーなのでファンタジー好きが読めるかというとファンタジー好きとは対極にあるような高等数学がここでも邪魔をする。では高度な数学好きが読むのではないかと思われるがタイトルが「算数宇宙~」では手を出しにくいだろう。(中身を見れば算数では無い事が一目瞭然ではあるが)高度な数式を使った数学小説という事に気付いた数学好きな人はどうだろうか?その人達にはファンタジー設定が邪魔をする。ファンタジーは理論的では全く無い。大ピンチに歌を唄ったら不思議な現象が起きて相手をやっつけてしまうような理解を寄せ付けないストーリーが理論派読者を駆逐するだろう。数学の話はノンフィクションの方が面白いし、ファンタジーとの相性はかなり悪く、面白くするのは至難の業である。この小説に於いてもとても成功しているとは言い難い。自分には高等数学は理解出来ないが、きっと理解出来る人には中途半端(結論が出ない)な印象でこれも面白くは感じないと思われる。そしてキャラクターが好きになれない人ばかりで良い所が全く見当たらない。労作ではあるけど完全に愚作です。

読書の記録を始めてから初の☆無しを付けようかと思ったが、エンディングはファンタジーらしさがあって少しだけ救われたのでかろうじて☆一つを付けます。
Pass :
ナトホ

Re: 本とか映画とかの部屋

2019/06/21 (Fri) 01:31:35
>ミステリ要素はかなり低い点にややがっかり。

どれくらい低いんだろうか? と気になりました。
(読めよーって感じですが。。。)

たとえば三ツ島で言うと

「兄弟」とか「アパート」とか「川」の話は、ミステリー度が高いほうだと思うのですが、
「山姥」とか「夕陽」とかはそれらに比べると、低いですよね。
トリックの話ではないので。
それと「泥棒」も高めですよね。
「7つの扉」は、ミステリー度としてはどうなのかな?

1話「兄弟」高
2話「アパート」高
3話「山姥」低
4話「川」高
5話泥棒」高
6話「夕陽」低
7話「民宿」小松辰雄

おっ、「山姥」を分けないと、いい感じー

Pass :
たみぃ

『ケーキ王子の名推理』 七月隆文 ☆☆

2019/06/20 (Thu) 23:40:03

6人目の「初めまして」は七月氏。ライトノベルにありがちなお話だろうなと今まで読んでいませんでした。それでもタイトルに名推理とあるからにはミステリに違いない。とりあえず、ヒットした本作を読んでみようと思いました。
が、想像通りのライトノベルっぽさとミステリ要素はかなり低い点にややがっかり。続編が次々に出ているようなので若者ウケはしているのだろうね。キャラクタの組み合わせも既視感の強いタイプのもので創意は余り感じられない。いや、きっとスイーツに関する創意には満ち溢れているのであろうけども、その方面に関心が薄いのでプラスアルファを感じる事なく読み終えてしまいました。ちょっと残念な感じです。
Pass :
ナトホ

Re: 昨夜のカレー、明日のパン

2019/06/18 (Tue) 11:27:06
確かにとても魅力的なタイトルですね!
NHKでドラマ化もされてる。すごーい。

それで、どんな話なんだろうか、とウィキであらすじを読み始めたら、途中で内容が頭に入ってこなくなり、挫折しましたー。
難しい話ではないのでありますが、たぶんこういう話は文章がいいと面白いのかも。

あらすじで済まそうとして、すみませんでした
Pass :
たみぃ

『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿泉 ☆☆☆☆

2019/06/17 (Mon) 22:17:13

5人目の「初めまして」は夫婦共作家の木皿氏。作者については全く知らなかったのですが、名のある脚本家だそうです。本作を知ったのは本屋大賞2位だったからですが、印象に残ったのはやはり本のタイトルです。
小説はこれが初めて書いたものらしいのですけども、大変よく売れた作品です。それは内容も勿論重要ですが本のタイトルに惹かれるものも結構あったのではないかと思われます。タイトル、重要だよなぁ。
この小説は特別な事件が起きるわけでもなく、特別な登場人物が活躍するものでもありません。大ヒットする要素は薄いのですが、キャッチーなタイトル・本屋大賞2位のバックアップもあってベストセラーとなりました。そんな作品内容以外の事は抜きにして読んで面白かった。こんな感じの小説だったらいつまでも続きを読んでいたいなと思うようなお話です。でも、そういう本を知ったのはメディアのお陰でもあるので選別する目は必要なものの情報発信というのも有り難いなと思います。
Pass :
たみぃ

『今だけのあの子』 芦沢央 ☆☆☆

2019/06/15 (Sat) 11:14:38

4人目の「初めまして」はここ数年でよく名前を見かける芦沢央(あしざわ・よう)ミステリランキングなどで作品名を知っている本が3冊あります。
「罪の余白」「悪いものが、来ませんように」「許されようとは思いません」
イヤミスの予感しかしません(笑)しかし、本書は創元推理文庫。そこに一縷の望みを託します。
「女の友情」をテーマに短編5本。再び悪い予感に襲われます。実際に読んでみたら確かにスタートはどろどろっぽかったり、女子間特有のものだったりしますが、ラストに向かって快方に転じる感じで決着が着くあたりがミステリっぽい作品群で好感が持てました。しかし、上記に挙げた3作には警戒を怠ってはいません。

Findの「昨日、読んだ本」との同時投稿はこれが最後にして、これ以降はこちらだけの読書レビューにする予定です。
Pass :
たみぃ

『真夜中のフーガ』 海野碧 ☆☆☆

2019/06/13 (Thu) 23:45:17

3人目の「初めまして」の作家さんは海野碧。実はこの本、間違えて買った本です。古本屋の棚に碧野圭の知らない題名の本があったという事で良く確かめもせずに購入。家に帰って蔵書目録データベースに入力するまで気が付かなかった!同じアの著者コーナーで碧という文字を使っていただけなのに、迷いもなく間違えるなんて(がっくし)
海野氏は全く知らない作家でしたが、幸いにもジャンルはミステリだったのでこの機会(プチフェア)に読書のラインナップに入れました。内容はハードボイルドっぽい感じの作品で水準作でした。
作者あとがきを読んでこの作品が3部作のシリーズ最終巻だと知り、これまた失敗をしました。購入で失敗、読書順で失敗と連続失敗事件です。しかし、本作は前の2作を知らなくても過去の出来事の認識が薄くなるくらいでそれほど支障は無いようでした。
デビュー作でありシリーズ第一作の「水上のパッサカリヤ」を読むかどうかは保留です。バッハの「パッサカリヤとフーガ」という名曲があるのだから「水上のパッサカリヤ」という本のタイトルでシリーズ作だという事に気付かねば。とミステリ読みとしては反省の一冊。
Pass :
たみぃ

『密室蒐集家』 大山誠一郎 ☆☆☆

2019/06/11 (Tue) 20:58:38

タイトルで判るように、密室もの5篇の短編集。密室蒐集家というのが探偵なのだが、人物としてのキャラクターではなく概念的な存在の人。
そこが特異点なのだが単に重要視していなく密室の謎を解くものとしての便宜上存在なのだと思う。密室の謎はロジカルに解かれるのだが、トリックの為の筋立てになる嫌いがあり、小説として読むと違和感が残ると思う。個人的には気にならないが数理的な問題として抽出された文章と捉えるべきだろう。本格ミステリとしては2位に入っているが他のミステリランキングではベスト10外になっているのも肯ける。

この作者も初めましての作家ですがどうやら本格ミステリでもパズラーに偏る傾向の書き手のような気がする。心情面に重きを置かないのは別に欠点と思わないがいずれは他の本格ミステリものを書く作家のように慣らされ溶け込んでいくのだろうなと予想される。
Pass :
ナトホ

Re: 『その可能性はすでに考えた』

2019/06/09 (Sun) 14:13:50
うっわー
いかにも本格ですねー。

すごいな、すごいな。
たみぃさんに協力してもらっても、わたしの場合は、
なんちゃって本格といいますか、
ギャグミステリー
Pass :
たみぃ

『その可能性はすでに考えた』 井上真偽 ☆☆☆

2019/06/09 (Sun) 00:39:13

6月のプチフェアは「初めましての作家さん」にしました。まだ一冊も読んだ事のない作家の作品を4~5冊、読もうかなって考えています。その一人目になったのが井上真偽(まぎ)氏。
作者は年齢・性別不明ですが、学歴だけは公開されており東京大学です。東大出の作家はとても沢山います。昔の大作家は東大出のオンパレード。また近年でも多くの作家がいて星新一などの作品は多く読みました。ミステリの世界では藤原伊織が印象に残っています。まあ、小説は作家のプロフィールに関係なく中身だけで判断するのでこれは余談ではあります。

デビュー作はメフィスト賞作品なのでちょっと飛ばして(笑)各種ミステリランキングに取り上げられた本作を読んでみました。タイトルから想像がつくように本格ミステリです。ロジックをとことん弄す作品です。毒入りチョコレート殺人事件のような多重解答作品に近いタイプです。論理に偏るので好き嫌いが分かれる作品です。論理の展開、応酬は面白いのですが、登場人物などの設定が余り良い印象を受けなくて評価としては☆3つとしました。次作の「その可能性はすでに考えた。聖者の毒杯」も好評ですが、今後違うシリーズがあれば読んでみたい作家です。
Pass :
たみぃ

『ペトロフ事件』 鮎川哲也 ☆☆

2019/06/07 (Fri) 22:24:46

鮎川作品34冊目の読書において長編第一作を読む。初長編作とは言え、すでに主人公は鬼貫警部。筋立てもアリバイ崩しとその後の作品と何ら違和感のない設定となっています。
しかし、実際の読書に於いては違和感が非常にあって、それはプロット・キャラクタ設定ではなく(逆に言えば第一作からキャラクタは出来上がっていた)舞台設定である。場所は満州。現地の事情や中国語・ロシア語が非常に多く飛び交う。これが災いしたのかなかなか物語の世界に上手く入って行けない。
読む側の問題ではあるが、2019年に読むとなると事情の把握にも戸惑う所が出てしまうのは仕方無い所である。アリバイ崩しや絡んだ謎のほぐし方はその後の作品群にひけを取らない好作だとは思う
Pass :
ナトホ

Re: 本とか映画とかの部屋

2019/06/07 (Fri) 21:19:39
>小説に望むものが「現実逃避」である

>エンタメに限って言えば「現実逃避」という側面は重要じゃ。
読むあいだくらいは、違う世界に連れて行ってもらいたいし、

ふむふむでーす


>いま「進撃の巨人」が面白い

わたしは、新章に入ってからコミックをためてまーす。
話が終わるまで、がんばって読まないでいようと思ってます。
読むときは一気に行きます

Pass :
匿名ちくわ

Re:本とか映画とかの部屋

2019/06/06 (Thu) 10:56:43
うん、たしかにいろんなニーズに対応してるものじゃよね、小説。
エンタメに限って言えば「現実逃避」という側面は重要じゃ。
読むあいだくらいは、違う世界に連れて行ってもらいたいし、それが出来ないのであれば、その作品は自分にとっては必要のないものなのかもじゃ。
(若い時はあれだけどじゃね)

絵空事をどれだけ現実のフレーム内に収められるか。
そういうの見るのが楽しいす。

そういえばじゃね、いま「進撃の巨人」が面白い、深夜テレビでアニメやってんのだけど、毎週楽しみに観てるのざんす。
先行してる原作漫画読まないようにしてるので、これからどうなるのか分かんなくてすっごい楽しみ♪ はわはわしてますじゃ。

これなんかは完全な異世界なんだけど、設定さえきちんとしてたらなんとかなんだなあって思いながら見てます。
Pass :
たみぃ

『シフォン・リボン・シフォン』 近藤史恵 ☆☆

2019/06/05 (Wed) 21:03:42

この本を読む前はタイトルからして食べ物(スイーツ)系の話だと思い込んでいた。近藤氏はすでにビストロ・パマルのシリーズでそういった題材の楽しい短編集を出していたので先入観でそう思ってしまった。少し読み進めてみてもまだ気が付かなくていつになったらシフォンケーキが出てくるのだろうと呑気に構えていた。
しかし、美味しい食べ物の話ではなく、シフォン・リボン・シフォンがランジェリーショップの名前だという事が明らかになってくる。それから慌てて裏表紙の紹介文を読みミステリでもない等身大の女性たちの姿を描いた短編集だという事が判る。
個人的な意見であるが私は小説・物語は現実逃避の一つで絵空事が望ましいと思っている。やり切れない日常のささくれを書いたお話は出来れば読みたくない。そんなものは日常の中でやり切れない程、出会ってしまう出来事だからだ。勿論、需要としての必要性は認めないワケにはいかないのだけれど、あくまでも個人的には小説に望むものが「現実逃避」であるというだけの事であり、評価は作品的評価ではなく好みの評価という事になる。
Pass :
ナトホ

Re: 本とか映画とかの部屋

2019/06/04 (Tue) 09:03:21
「チョコレートコスモス」ってどんな話なのかな、と検索して、感想を読みました。
『蜜蜂と遠雷』に似ている話だと書いてありました。
「ガラスの仮面」を読まなくても大丈夫です。
キャラとかその配置とか、そもそもストーリー?が似ているみたいだから、「ガラスの仮面」のマネじゃん、と思ってしまうか、似ているところを楽しむとか、読んでるとそういう感じになるのかもしれません。読んでないと、小説そのものを楽しめそうです。


「カラマーゾフの兄弟」は未読ですが、「カラマーゾフの妹」は読みたいな、と思っていたので、たぶん誰かに「兄弟」を読んでなくても大丈夫だよ、と言われたんじゃないかと思えます。

Pass :
たみぃ

『ベイビー、グッドモーニング』 河野裕 ☆☆☆

2019/06/03 (Mon) 23:51:44

死神らしくない死神がお仕事として働く話は伊坂作品や榎田ユウリのシリーズものを読んでいるのでそれについては目新しさは感じない。それ以前に「死神」というキャストは小説の中では一般的にすらなっているので死神を扱う事自体は評価外にしないといけないだろう。ミステリに於ける密室やSFに於けるタイムマシン同様に。要はそれを活かしたプロットを構成出来ているか、または魅力あるキャラクタが形成出来ているかが問われると思う。
本作は連作短編集。短いプロローグとエピローグを除けばたったの4編。エピローグで4篇を通貫させるのは定跡通りなのだが3篇目が全体の中ではつながりが弱く、逆に4篇目は強過ぎる。バランスをやや欠いた構成になってはいないだろうか。
Pass :
たみぃ

スタメンの11人

2019/06/03 (Mon) 12:41:24
>恩田陸さんが11人の中に入ってるんじゃね♪

長い読書歴の中ではメンバーの入れ替えがありますが
ここ最近は不動です。で、自力で思い出すと10人までしか思い出せない事も多く、あと一人は誰だっけかな?と調べてみるとそれが恩田さんだったりします。(誰か期待の新人が現れたら降格候補ですな、済みません恩田さん)
恩田さんはミステリも書きますがその比重は低いです。作品をジャンル分けするのが困難で実に色々な引き出しを持っている作家です。
個人的にはその「引き出し」をそうは呼ばず「リュック」と呼んでいます。
つまり「恩田リュック」(結局、ダジャレかい!)

11人のメンバーは
有栖川有栖 伊坂幸太郎 石持浅海 大崎梢 恩田陸 近藤史恵
辻村深月 東川篤哉 東野圭吾 松尾由美 米澤穂信(50音順)
松尾さん以外はオーソドックスなメンバーですよね。うん。
こういう時は全員合わせてオードソックスと言っておきましょう。
加納朋子→大崎梢が最後の入替りです。
読んだ本は364冊 未読がまだ37冊も本棚で待ち構えております。
何しろ皆さん、本がどんどん出る人が多いので、追いつきません。
Pass :
匿名ちくわ

Re:本とか映画とかの部屋

2019/06/03 (Mon) 11:12:11
ここは借りを返す良い機会だと思いました。
思いましたが残念なことに無理でした。(なら出てくるんじゃねえ)
ちくわはガラスの仮面は2巻までしか読んでいないのじゃ。
また「カラマーゾフの兄弟」も最終巻前で挫折したしぃ。
すまぬ。


だれかいませんかー!

というか恩田陸さんが11人の中に入ってるんじゃね♪
Pass :
たみぃ

本とかの話

2019/06/02 (Sun) 22:11:04
錦織君の試合がなかなか始まらないのでどーでもいい話をします。

私はこの作家の作品は全部読もうと決めている作家が11人います。
まあ努力目標ですけど、入手した本は少なくとも全部読むつもりです。
(それはその11人に限らないだろーとセルフツッコミ)

その中で問題があります。
恩田陸の「チョコレートコスモス」です。
この作品は『ガラスの仮面』へのオマージュ作品です。
ガラスの仮面は全く読んだ事がありません。
オマージュ作品だとかパスティーシュ作品とかはその対象を知っている人が読むという前提があると思っています。
「ガラスの仮面」を全作読むのは無理です。

誰か、勿論ロムの人も歓迎です。漫画も恩田小説も両方読んだ人いませんか?
漫画読んでなくても全く問題ないかどうかを教えていただければ。

ついでにもう一つ
乱歩賞作品も全作読むつもりです。
「カラマーゾフの妹」高野史緒・作
は「カラマーゾフの兄弟」を読んでいなくても大丈夫かどうか?
これについても両作とも読んだ方がいらっしゃいましたら教えて頂けると
有難いです。
Pass :
たみぃ

『棋士という人生』 大崎善生・編 ☆☆☆

2019/06/02 (Sun) 10:43:29

副題に「傑作将棋アンソロジー」とあるように、雑誌・書籍に既出の将棋エッセイを纏めたものです。編者の大崎氏は今や作家として有名ですが、自分としては月刊「将棋世界」の編集長としてさらには将棋関係のエッセイや小説の作家として馴染みが深いです。高橋和(棋士)と結婚した時は大層、驚かされました。(そうなる前は単なるアイドル的高橋ファンみたいな文章を度々読んでいたので)

既出とあるように雑誌等々ですでに読んだ事のあるものが少々ありましたが、どれも楽しく読めました。特に若島氏のエッセイはもう5回くらい読んでいましたが今も尚、惹きつけられるものがあります。全部で26編。そのうち将棋関係者を除くと6名で掲載順に沢木耕太郎、坂口安吾、色川武大、団鬼六、村上春樹、小林秀雄と豪華なラインナップです。惜しむらくは手順解説を最低限理解できる棋力や将棋界というものの把握が無いと半分以上は楽しめなく、誰でも読める一冊にはなっていない所です。尚、6人の作家の人たちの文章は誰でも読めるものになっています。
Pass :
たみぃ

『私たちは生きているのか?』 森博嗣 ☆☆☆

2019/06/01 (Sat) 11:44:41

森博嗣には沢山のシリーズがあり、そのどれもが10作続くのが多いです。このシリーズはWシリーズと呼ばれており、本作はその第5弾です。この一連の話の中では「生命とは何か」「人間とは何か」を突き詰めるのがテーマになっていると感じます。その考察は主人公であるハギリ博士によって進められるのですが、毎回、結論に対して一歩前進が見られる気がします。
森氏も読書が刊行ペースに追いつかない一人です。本作は森作品56冊目の読書ですが、すでに100冊を超える著書があるのではと思われます。「すべてがFになる」を読んだのが2002年。それから幾つもの物語を読んでいますが、常に感じるのは私にとって新鮮な思考のプロセスを呈示してくれる作家だという事です。
Pass :
たみぃ

『うちの執事が言うことには7』高里椎奈☆

2019/05/31 (Fri) 00:46:20

もう一つの先が見えない(読み続ける自信がない)シリーズがこの作品で、すでに7冊読んではいるが9の次が「うちの執事に願ったならば」というタイトルに変わっていて、10巻目にしてタイトルを変えての終着なんだなと少しホッとしたのを覚えている。しかし、その安堵をあざ笑うかのように「願ったならば」の2.3.4…と続々と続いているようだ。
このシリーズは上流階級を扱っており世間離れした世界のお話である。そこに興味はないのでミステリ的な要素に欠けるとかなりツラくなる。加えて高里氏の言葉の使い方、文章の流し方も余り好きではなく、前作を読んでから一年以上も経ってからの読書となった。
その7冊目の内容はミステリ的に見てかなり乏しく、納得のいかない箇所も多くあったので個人的評価である☆も今年最低になってしまった。ならば、読まなければいいじゃないかという声が聞えてきますが、ごもっともな意見です。
Pass :
たみぃ

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている4』

2019/05/28 (Tue) 19:26:58

「蝶は十一月に消えた」 太田紫織 ☆☆

読みかけているシリーズものが沢山ある中で私には先が見えないものが2つある。この場合は展開が読めないという意味では無く、この先も読み続けられるかな?と、不安になるシリーズの事である。本はすでに随分先まで買ってしまったのにも関わらず。
その一つが櫻子さんでこれで4冊目になるが今回は先行きへの閉塞感を覚えてしまった。このシリーズは時間が経過していくようになっているので、正太郎は高校を卒業するだろうし櫻子さんも婚約者をいつまでもそのままに出来ないだろう。その意味での興味は少々あるけど。
冷静で人への感情に欠ける櫻子さんとの対比効果の為か、ヒステリックな登場人物が出る事がやや目立つのは残念な所。謎解きは知恵比べが望ましく、感情的になって非論理的な行動をとる登場人物がそれゆえに謎の行動をとるというスタイルはなるべく減らして欲しいもの。
Pass :
たみぃ

『幻夜』 東野圭吾 ☆☆☆☆

2019/05/26 (Sun) 23:50:20

白夜行の続編ではないかと言われる本作ですが、単品として読んでも何ら差し支えない傑作です。白夜行を読んだのはもう10年以上も前なので記憶も薄れていますが、続編としての意味を持つのは3部作が完成した時だと勝手に思っております。勿論、想像できる事はありますがそれは誰もが思うような人物の仕組みに関する事です。ここでは単品として扱います。
この作品は美冬と雅也の物語で同列の主人公としてスタートします。しかし、その実態は美冬という女性の価値観と行動原理で全て組み立てられています。犯罪を扱っているのでミステリ小説ではありますが、その枠組みを超えた「人」を描いた小説のような気がします。
勿論、ミステリ的な手法として感心する所も多く見受けられ、そこは東野圭吾らしいのですが白夜行と幻夜は作者名を忘れて物語の奔流に身を任せるのが吉の大作です。
Pass :
ナトホ

Re: 本とか映画とかの部屋

2019/05/25 (Sat) 00:05:42
じゃ、二人あわせてメンタンピンで
Pass :
匿名ちくわ

Re:本とか映画とかの部屋

2019/05/24 (Fri) 23:50:20
リーのみだって上がれます。

Pass :
たみぃ

Re:米澤穂信 「満願」

2019/05/24 (Fri) 19:17:41
「満願」と較べてはねぇ~
「タンヤオ・ピンフ」くらいで十分だよね~
ねぇ、師匠。
Pass :
ナトホ

米澤穂信 「満願」

2019/05/24 (Fri) 16:17:02
まずは勝手ながら、たみぃさんの感想を抜粋します。

***********
さて、本作はミステリ3冠に輝いた短編集。連作でもなく
共通のモチーフで貫いてもあらず、単独作が6篇という
今や余り流行らないタイプの短編集であり、それだけに
この3冠というのは金字塔でもあると言えます。
本格ミステリのランキングは2位であり、謎解きには
偏っておらず、正統派的なミステリです。(本屋大賞では7位)

読んでみましたが、一度に読み切ってしまうのが惜しい珠玉の
作品集で、出来れば一日一篇を味わって読むのが良いかなと。
米澤氏作品はこれで17冊目の読書。手持ちの本は全部読みました。
(個人的にはコンプリート)読み始めた当初は小市民シリーズとか
古典部シリーズの学園ものだったので、これほどの作家になるとは
予見できませんでした。しかし「さよなら妖精」では感銘を受けて
それ以来、私個人の11人のスタメン作家の一人として君臨しております。(他の10人もいずれ読書感想とともに紹介します)
「満願」は濃密で格を感じさせる一冊でした。
*********************
締め切りでバタバタしてるのに図書館から来てしまい、しかも返却日が迫ってるので、半分くらい読みましたー。
凹みましたー。

三ツ島シリーズの最終話を頑張って考えたところなのでありますが、しょぼい
しょぼすぎるー

たみぃさんがアレコレ考えてくださったことは素晴らしいです。
それを元にしてわたしも頑張ってあれこれ考えたと思ってます

でも、最終話がー。
これでいいのかって気がひしひしとしてきました。

一話から五話までは魅力的な謎が提示されます。
でも最終話の場合は。。。

かといって、やはりダイゴーが旅に出た理由とその決着の話にはしたいので、しょうがないです。。。

「満願」はとても素晴らしいけど、別の意味でも心がちょっとへたれます。
人間って大変だなー、と思ってしまう、のほほんと生きているわたしがここにいます

辛い目にあいたくなーい。
楽しく読める方向のものがあってもいい、と考えて、どうにか頑張ります。
しかしそれで本格鮎川にチャレンジするってところが。。。
いやいや「ななつのこ」路線を目指します。
それにしては、ラストの「なるほどー」が足らんです。
プロット研のプロットだと字数の問題もあるので、後程考えるとして。
しかし、少しでも考えて、提出を目指します
Pass :
たみぃ

『初恋料理教室』 藤野恵美 ☆☆

2019/05/22 (Wed) 21:03:48

タイトルだけを見たらまず手にしない類いの本です。でも作者はあの「ハルさん」の藤野恵美。藤野作品は「ハルさん」しか読んだ事が無いので他にどんなものを書いているのか興味を持って手に取りました。
土曜日の夕方に開かれる料理教室は男性専用のクラス。先生は60過ぎの愛子さん。生徒は20代、30代、40代、50代のそれぞれの事情を持ったバラバラ世代の男たち。4篇からなる連作短編は4人の生徒の視点で料理教室と自分の生活・仕事に関わる話が展開されます。
ミステリであればその人達の悩みを愛子先生が料理になぞらえて謎を解くというパターンが常道ですし、そういう話を期待していたのですが、
この物語の中の愛子先生は探偵役ではなく、セラピスト役というか精神的な指針を示すに留まります。料理教室で作る料理も細かい描写がなされており巻末にはレシピも付いています。ミステリではないのでこれはこれで完成形を持った連作短編集です。
あとがきに自身のデビューについて触れています。ホームページに食べ歩きした店の紹介を載せていたら、原稿の依頼が来るようになり学生時代からフードライターとして仕事をするようになったとの事。
今でこそ、グルメリポートを主とするブログや他のSNSは世に溢れていますが、30年前から文章修行の為にプログラム言語を覚えてネットに配信していた藤野さん。素敵です。
その後、児童文学への道に進みますが、ミステリものも少しだけ手掛けています。「ハルさん」のような優しい筆致のミステリを時々でも良いので出してくれればと思う作家さんです。
Pass :
たみぃ

『天久鷹央の推理カルテⅢ 密室のパラノイア』

2019/05/20 (Mon) 23:49:30

知念実希人 ☆☆☆

シリーズ3弾目。収録作品は3作であるが3作目の「密室で溺れる男」が全体の半分以上を占める中編になっておりこの作品集の核となっている。提出される謎は誰も入る事の出来ない密室で男が溺死する。しかも水道もなく水に関わる道具・仕掛けの痕跡も全く無いところで。本格ミステリマニアの心をくすぐる設定である。
ネタバレを書くわけにはいかないので、多くを語れないのだが、読者として一緒に謎の解明に取り組まず、普通に読み進める事をおススメしたい。個人的には許容できます。(こういうのを隔靴掻痒というのだろうか)ところで鷹央にはここの物語に出て来る姉だけでなく兄もいて他のシリーズでは妹のエピソードも交えて出て来るのだがこのシリーズには兄の影が全く出てないと思う。いつかは登場するんだろうか?
Pass :
たみぃ

『暗幕のゲルニカ』 原田マハ ☆☆☆

2019/05/18 (Sat) 16:26:45

楽園のカンヴァスに続く美術サスペンス。史実と虚構(フィクション)を織り交ぜて、芸術家とそれを取り巻く人達、さらにそれらを大きく巻き込む社会の時流を描き切る力作です。前作との関連は薄いので単独の作品で読んで差し支えないです。
本作はピカソのゲルニカが主題。これを制作当時(戦時中)とニューヨークのテロ事件の二つの時代を交互に進めながら物語を紡ぎます。前作と較べてしまってはいけないのでしょうが、やや芸術家ピカソの掘り下げが少なく、周囲の登場人物に重きを置いたバランスが気になりました。2つの時代を交互に書く事で平坦で冗長になるのを技術的に防いでいますが、それでも同じ内容、記述の繰り返しが目立ってやや興味を削ぐ感じを受けてしまいます。

小説の感想から外れますが「ゲルニカ」を最初に見たのは教科書だったと思うのですが、その時の衝撃は作中の人たちと同じように時間と体の動きを停止させるものがありました。自分にとっての絵画におけるカルチャーショック作品です。現物のサイズで観たら茫然として立ち竦んでしまった事かと思います。
Pass :
たみぃ

アネモネ探偵団

2019/05/17 (Fri) 22:30:49

近藤史恵
『アネモネ探偵団 香港式ミルクティーの謎』☆☆☆
『アネモネ探偵団2 迷宮ホテルへようこそ』☆☆
『アネモネ探偵団3 ねらわれた実正女学院』☆☆☆

拝啓、近藤様。私は貴女の著作のファンです。極力、全作買って全作読む作家のグループに入っているお気に入り作家です。
そんな貴女の作品はバラエティに富むという言葉では収まり切れない近藤ワールドを展開しています。通常のミステリ作品は勿論好きです。自転車作品も大好きです。苦手なイヤミス・歌舞伎もの・時代ものも読みました。ここに掲げた児童作品はそのマスト作品に含むべきかどうか迷いました。しかし、児童と言っても登場人物は中学生。フィクションであり、しかもミステリ。これでは外すわけにはいきません。入手も容易でした(売れてますね)

読者層は小学校高学年~を想定しているまさに児童向き作品群です。3作までシリーズが続き、仲良し女子3人組がそれぞれの作品で主人公を務める3部作となってます。内容的には確かに児童向けです。
子供が夢見るような所、興味を持つ所をしっかりと押さえているのは流石です。そして子供の視点・考え方・受け取り方で大人の貴女が大人の常識に捉われる事なく自然に書き切っているのも感心致しました。
シリーズ2だけ☆が少ないのは安易なアレを題材にした所ですね。それも子供向けの一つなのでしょうけど貴女なら他の題材で将来のミステリ好きを育てる事もできるはずと思うのでちょっと減点としました。

5月のプチフェアは児童ミステリのこの3部作としました。
ミステリマニアの大人ではなく、小学生が読んだ時にサクッと読める分量でフィクションの世界に誘う好作だと思います。
Pass :
ナトホ

Re: 『オー!ファーザー』 伊坂幸太郎

2019/05/15 (Wed) 08:55:47
>正調伊坂物語とも言える会話やエピソードの妙と数々の伏線を回収するエンディングに向けて抜け目なく収束させる物語となっている。

おっ、いいですねえ。正調伊坂物語!
読み返したい作品があれこれありますが、
未読の本があれこれ多すぎて、読めません。
たみぃさんが紹介してくれるので、「読みたい本」も溜まっていきます
『満願』図書館からついに来ましたー
(締め切りがあるのにねぇ)
Pass :
たみぃ

『オー!ファーザー』 伊坂幸太郎 ☆☆☆

2019/05/13 (Mon) 20:08:37

高校生の息子と父親の関係はどの時代でもべっとりとはしないだろう。
しかし、この物語ではそんな父親が4人もいる。揃いも揃って子供がそのまま大人になったような父親だ。が、それは物語の中でも語られているように全ての大人は子供が年を重ねただけで本質的には子供の部分を持ったままだ。これは特に男親に当て嵌まる傾向だと思う。そしてその大人の殻を被った子供が教師をしたり警官や政治家になるのだから、そんな大きな期待や義務を背負わせてはいけないぞ。となり、ひいてはそれを読む日本の読者ももっと気楽に気儘に生きて行けば良いのだ。と気付かせる。これは伊坂作品ではよく感じる全体の構想をバックボーンに持つ作品の一つ。
伊坂作品はこれで25作目の読書。この物語は正調伊坂物語とも言える会話やエピソードの妙と数々の伏線を回収するエンディングに向けて抜け目なく収束させる物語となっている。
Pass :
たみぃ

『最良の嘘の最後のひと言』

2019/05/12 (Sun) 11:20:28

河野裕 ☆☆☆
サクラダシリーズを読み終え、次に北野坂探偵舎シリーズに取り掛かる前に何か一つ、単品をと選んだ本書。読み始めてすぐに超能力者同士の頭脳戦を描いた作品だという事が判る。「またか」とつい心の中で舌打ち。
が、後でチェックしてこれがサクラダ以降、久々の超能力ものだという
事に気が付いた。これは自分のセレクトミスで刊行順に読むべきだったと反省。
よ~く練られた話である事は認めないわけにはいかないけれど、どんでん返しも回数が過ぎると食傷する読者も多いのではないだろうか?主人公の性格描写が一貫していないような気もするし、ちょっと気にはなる作品ではある。
尚、超能力ものではあるけれど、これは創元推理文庫から出たミステリである。超能力は設定・条件の一つで目的を達成する為に手段・ツールとして使う。ま、それもサクラダリセットと同じ構成なんだけども。
Pass :
たみぃ

『雲上都市の大冒険』 山口芳宏 ☆☆☆

2019/05/08 (Wed) 21:22:43

4月のプチフェア、鮎川賞読書の残る一作、なかなかページが進まず
5月になってからやっと読み終えました。前半、読むのがちょっとツライ感じで、これが受賞作?とか思っていたのですが、全体を通しての
トリックは大がかりで壮大なものがありました。こういう狙いの作品を
読むのは初めてでは無かったのですが、謎の解明がずっと物語を牽引していて終わってみればそれ程の事は無いのではないかと軽くみていた分、その構想は流石に受賞作に価すると評価を上げる結果になりました。中盤の緩みとタイトルのマズさで損をしている作品でもあると思います。

findに書いたのは上記まで。トリックで類似点を感じたのは
森博嗣「すべてがFになる」です。森作品の方が先に発表されています。
しかし、それを類似点と呼んでは気の毒かも知れません。

雲上~の謎は 頭も通らないくらいの小さな穴が3つしかない
牢屋からの脱出がテーマです。作品的には読みづらいものが
あるのですが、トリックは大掛かりな構想で「良し」だと思います。
Pass :
たみぃ

『ニャン氏の童心』 松尾由美 ☆☆

2019/05/06 (Mon) 23:04:51

「ニャン氏の事件簿」に続く探偵が猫という設定の短編集です。
「~の童心」と言えばブラウン神父の童心を思い浮かべます。
このシリーズ続くのかな?
松尾贔屓の私ですが、この設定はどうにも安易で余り好きではないです。加えて今回は不出来な作品もあり、いくら松尾ファンと言えども☆2つが精一杯でした。
松尾本はこれで28冊目。恐らく全作読んでいます。もはや入手しにくい
本も複数あり、全てコレクション出来ているのがちょっと自慢です。
Pass :
たみぃ

『サクラダリセット7』 河野裕 ☆☆☆

2019/04/29 (Mon) 22:23:10

タイトルは『少年と少女と正しさを巡る物語 サクラダリセット7』

このシリーズ、6巻まで読んだので勢いで最終巻(7)を読みました。
7冊を使って一つの物語にもなっている本シリーズ。やはり結び方が気になります。
で、読み終えました。う~ん、最後の辺りは同じ事を何度も繰り返しているぞ?意識的なのか?言い方や見方を変えて何度も同じ意味の言葉が綴られます。これはクライマックスを盛り上げる為なのかも知れませんが、鮮やかさに欠けると感じてしまいます。シリーズ全体を見渡せば過不足なく、よく練られている話だと思うけど。
ところで作者一体、この構想はどのあたりから積み上げ始めたのだろうか?第一話を書く前からでは無いと思うので、そこは感心する運びになっているなぁ。

この作品はいわば河野氏のインディーズ時代の物語。まだ河野作品はサクラダしか読んでいないので、これから別の作品でどんな顔を見せてくれるのか楽しみです。
Pass :
たみぃ

『太陽が死んだ夜』 月原渉 ☆☆☆

2019/04/25 (Thu) 23:51:48

第20回鮎川賞受賞作 この年は2作受賞という珍しい年。本作はクローズドサークルにおける密室と連続殺人を描いています。物語は41年前の戦時下のニュージーランドに遡ります。
脱走した日本人虜囚兵が逃げ込んだ女子校の教会堂で起きた事件が因縁となり、41年後に再び惨劇が起きるという筋立てです。舞台はニュージーランドで登場人物は苦手なカタカナ表記。人物名一覧を何度も確認して何とか物語についていけました。
密室トリックはお粗末なものもありましたが、現在ではいかに合わせ技を行うかが腕の見せ所になります。その点で参考になるトリックもありました。動機や殺人手段、また偶然が過ぎる因縁関係者の集まりについては無理がありますが本格ミステリなら許容範囲かも知れません。探偵役は日本人留学生で、日本人なら判って当然の日本の常識が無いために犯人の行動が不可思議に見える構造にもなってます。
クローズドサークルについては嵐の山荘のバリエーションですが、嵐になるのは前もって判らないわけでして、そこは如何にも作為的粉飾が気になります。とは言え、晴天でも可能な現場の閉じ方にはなっていましたので瑕疵にはなっていないと思います。
Pass :
ナトホ

>『櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘』

2019/04/22 (Mon) 09:34:10
>骨ミステリと言われるだけあって毎回必ず何かの骨が登場する。

すごいです。
タイトルも魅力的です。

このようなミステリを考えることができたらいいなぁ。
(未読です)
Pass :
たみぃ

『少年と少女と、』 河野裕 ☆☆☆

2019/04/21 (Sun) 12:27:03

サクラダリセット6です

脂っこい鮎川賞の箸休めにサクラダSを挟みました。
本シリーズは7巻で完。これはその直前、いわゆるラス前です。
実際、4話からなる構成にはなっていますが、4話目は後半に続くという感じで途中欠けな話になってます。
勿論、6巻まで読んだのだから最終巻まで読みますが、単独の本の評価としてはどうなるのかな?一応星3つとします。
本書を最初に手に取った時に表紙を見て初めて気付いた事があります。
サクラダの英題がSAGRADAになってました。
誤植?他の巻を見たら全てそうでした。
ドイツ語読みなんだー とどうでもいい感想を今更持ちましたが、
本書の中でサグラダファミリアに言及した箇所が小さくありました。
それを意識していたんだねぇ。ちなみに本書のサクラダは咲良田という地名です。
Pass :
たみぃ

『殉教カテリナ車輪』 飛鳥部勝則 ☆☆☆

2019/04/20 (Sat) 12:00:27

今月の鮎川賞読書3冊目です。これは力作です。前半、絵画の「図象学」というとっつきにくい考察が繰り広げられ、やや読みづらさを感じます。しかし、それはタイトルを見た時から覚悟の上。絵画を題材にしたミステリである以上美術専門知識が入り込む事は予想していました。そのお陰か、思ったよりは読み難くはなく、謎を追う学芸員の行動は通常のミステリと変わりはありません。
が、肝腎の事件はなかなか起きません。概要はあったのですが、具体的な事件の描写は後半まで伏せられており、この構成は損な気がします。本格ミステリとしては密室の謎、犯人当て、アリバイ工作などの要素が織り込まれ、仮想解答の提出、はっきりしない正答からの解説解答に進むという王道を通ります。

トリックに関しては感心しませんが、それを補完する叙述は巧みでした。
Pass :
たみぃ

『眼鏡屋は消えた』 山田彩人 ☆☆

2019/04/20 (Sat) 11:59:23

鮎川賞今月2冊目の読書は取っ組み易そうな本書をセレクト。その目論見は当たりとてもポップで読み易いものでした。
冒頭よりマニアでなくてもそれと判りそうな匂わせがあり、それについての誘導が頻出し、これは判り易いミスディレクションだなと考えました。複雑そうな事件の絡みを懇切丁寧に復唱する親切設計は好感持てます。
しかし、設定が当初と違い過ぎる重要キャラや充分な説明がついてない展開も目立ち結末もそれ?という感じで残念です。ロジカルに話を展開するのは本格ミステリっぽくてライトパズラーが好きな私の好みのタイプだったんですが。大賞に選ばれたというのはラッキーな年だったのでは?と失礼な感想を持ってしまいました。

ちなみに「眼鏡屋」というのは生徒のあだ名で
「眼鏡屋が消えた」というのはその生徒が主役?の劇の名前です。
タイトルでそのタイプのミステリを期待した人もいるはず。
これはズルいぞ、っと。
Pass :
たみぃ

『狂乱廿四孝』 北森鴻 ☆☆☆

2019/04/20 (Sat) 11:53:36

4月のプチフェアは「鮎川哲也賞を読む」としました。
乱歩賞については意識的に本を買い集め、なるべく読もうとはしていたのですが本格ミステリの雄である鮎川さんの作品そのものはかなり読んでいるのに鮎川賞作品は意識して買ったり読んだりしていませんでした。
現在入手した本が28冊中14冊で半分。文庫化されていない作品も何作かあるようです。既読作は9作のみでここ最近「体育館の殺人」「午前零時のサンドリヨン」を読みここで読書レビューを始めてからも「未明の悪夢」「七つの海を照らす星」を読んでます。
「屍人荘の殺人」は未入手ですがなるべく早く読みたい作品になっており鮎川賞に興味が傾いている今、未読の5冊を読んでみようと思い立ちました。

本好きな人は表紙を見て「おや?」と気付くかも知れません。鮎川賞なのに角川文庫から出ています。どんな大人の事情があるのか知りませんが、買い集める方としては創元推理文庫から出して欲しい所です。乱歩賞・メフィスト賞・ミステリーランドは講談社文庫から出て欲しいです。

余談が過ぎましたが本書の作者の北森鴻氏は結構読んでいる作家でこれで22作目の読書です。デビュー作を飛ばして読むのは私にとって極めて異例な事ですが正直長い間敬遠していた作品でもあります。タイトルも寄せ付け難く、あらすじも明治初期の歌舞伎の世界が舞台と苦手なものを集められたような設定。
しかも北森作品はスイスイとは読めない作品ばかり。読み始めるのに覚悟が要る作家なのです。
で、やはり思った通り難渋しました。実在の有名人が多く出ているらしいのですが歴史には全く疎い私にはそこに魅力は感じず、また歌舞伎にも相当疎いです。
でも、本作が新人の応募作とは思えないハイレベルな力作だという事だけは判ります。判りますが好みのタイプの作品ではないので評価は☆3つとします。
北森氏は油が乗った時に夭折してしまい、全作品をすでに入手していますがなかなか気軽に手に取るのが出来ていない作家で読み切るのは10年後になるかも。でも、どちらかと言うと好きな作家なのだから不思議な人でもあります。
Pass :
たみぃ

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている3

2019/04/20 (Sat) 11:47:46

『櫻子さんの足下には死体が埋まっている 雨と九月と君の嘘』
太田紫織 ☆☆☆
(タイトルが長過ぎて入り切らなかった)

櫻子さんシリーズ第3弾。このシリーズどこまで続くのか知らないけど、すでに我が家の本棚には12弾まで本が揃っている。
昨年読み始めたこのシリーズ、2冊目を読んで途中でイヤになる事もなさそうと古本屋で目についた時に買っていたらあっという間に12冊まで揃ってしまった。
13弾以降の本もすでに目にしているけどとりあえず、読む方も進めないと。というワケで3弾目を手に取る。
前二冊と同じ構成でプロローグとエピローグの間に短編が3話挿入されるというフォーマットを踏んでいる。きっとこれ以降もこのスタイルで続くんだろうなぁ。
今回の短編3話は長さはそれぞれ全く違うのできっと書下ろしなんだと思う。そしてその3話の単位は第一話、第二話・・ではなくて第一骨、第二骨(笑)
骨ミステリと言われるだけあって毎回必ず何かの骨が登場する。主人公の職業が標本士という特殊な仕事。それにしたって骨に関わるミステリを十何冊か書き続けるのだからプロの作家の創作力には恐れ入ってしまう。
Pass :
たみぃ

『あかつき球団事務所へようこそ』

2019/04/20 (Sat) 11:46:38

青井夏海 ☆☆☆
青井さんの読書はこれでまだ8冊目で、作者の事がよく判っていない作家さんです。
それなのに、この本を手に取った時は「また野球?」と思ってしまったのは最初に青井さんの本を読んだのが「スタジアム 虹の事件簿」
という野球球団を舞台にしたミステリだったからです。
「スタジアム~」は青井さんが自費出版したという本でそれが東京創元社の目にとまり、ミステリ作家として現在に至るという経歴を持つ人でそれが強く印象に残ったせいです。
実際に読んだ他の6冊は野球とは関係ない普通のミステリばかりでした。それでも「また野球?」と思うのは女性作家なのに野球、しかも球団を題材にするのは珍しい。という私の偏見のなせるワザなのですが、本書はミステリではなく、まさにその偏見を持った男たちとの戦いを描いた作品でありました。

この物語はソフトボールではなく野球を目指す女子選手の壁と挫折を女子野球競技の環境というフィルターを通してみる、主人公の成長物語となっています。
Pass :
たみぃ

『片手の楽園 サクラダリセット5』

2019/04/20 (Sat) 11:45:14

河野裕 ☆☆☆
サクラダシリーズも5/7。終盤に近付いてきました。
シリーズの主人公である浅井ケイ。
ここまでのシリーズを読んでの印象ですが、彼は将棋の王様又は指し手のような立場。
自軍の駒の特徴を活かした戦略で問題に立ち向かいます。

本作はチルチルとミチルのお話。
七年間眠り続ける人の幸せの形の考察がメインです。
タイトルになっている片手の楽園。ワン・ハンド・エデン。
安直な逃げ場(楽園)を持つ能力とその場の危険視について登場する人物の様々な視点と事情が展開されます。

片手の楽園。そう、こうして文庫本を片手で広げ寝転びながらフィクションの世界に遊ぶ。
読書も文字通り「片手の楽園」の一つですね。
Pass :
たみぃ

4月からの読書感想

2019/04/20 (Sat) 11:43:32
慌しい引っ越しやブログの迷走乱立でSNS迷子になる人も
多いのではないかと思います(自分がそうなのです)

ヤフーブログがどんどん終わりに近づいているので
そろそろSNSを整理して行こうかと思います。
今後はここを主体にしていくつもりですので
他の所をチェックしないで済ませようと思っています。

とりあえず、ぽいっと掲示板は今すぐチェックしない事にしても
問題ないかな、と。
findは「昨日、読んだ本」を自分のスレッドで行っているので
どうしようかな?という所ですが、ここでも読書感想は続けられるので
とりあえず、並走してみます(コピペになるのでほぼ同じ感想です)
ここが新年度4月くらいのスタートなので、ここで4月からの
読書報告を試しに行います。
今年~3月までは写真一覧でここに投稿しているので
キリ良く続けられるかなっと。
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ナトホ

Re: 鮎川受賞作

2019/04/18 (Thu) 08:03:26
ありがとうございます!

「屍人荘」の件もあとでやります。
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たみぃ

鮎川賞受賞本読書

2019/04/18 (Thu) 01:42:11
findの読書報告にも書きましたが今月は鮎川賞の読書をしています。
既読の本や手持ちの無い本を含めて少し研究してみます。
知らない方が幸せな事もあるけど(笑)

現在の所11作が既読です。
傾向と対策の為に分析をしてみようと思います。
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たみぃ

本とか

2019/04/09 (Tue) 22:35:08

今年の四半期3月までに読んだ本は32冊
見にくいですが一覧写真を貼ってみます。

この中の一番は最初に読んだ「満願」米澤穂信でした。
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たみぃ

映画とか

2019/04/09 (Tue) 22:25:03
今年は本はそこそこ読めてるけど
その分、映画を観ていないです。
まだ7本だけ。
でも例年と違いその7本のうち
3本は劇場で観ております。
「マスカレードホテル」
「七つの会議」
「フォルトゥナの瞳」
金返せ作はなく、それぞれ楽しめました。
でも、今の所の一番はレンタルで観た「カメラを止めるな」です。
見始めて10分くら、すぐに放り投げる所でした。
これが話題作?こっからどうやっても面白くなるワケない!
と心の中で断言しましたが、何とその予想はいい意味で
大ハズレして、そのギャップも含めて大変面白く楽しめました。
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ナトホ

小川洋子『いつも彼らはどこかに』

2019/04/09 (Tue) 09:39:18

人の孤独を包み込むかのような気高い動物たちの美しさ、優しさを、新鮮な物語に描く小説集。(アマゾンより)

アマゾンの力を借りて紹介するのかよー! っていう感じではありますが、確認してみてびっくりです。「動物たち」のことを描いた短編集だったのか!
はいはい、確かに毎回、動物が出てました。何かを抱えているような人のことが丁寧に描かれてるので、うっかりしました。動物繋がりだったのかー! です。
主人公たちは何かの仕事をしていたりもして、それもうまく絡めてるので、お仕事小説にもなりそうだな、という気はしたのです。でも小川さんが書くとちがう! 
自分の小説については、主人公たちの「お仕事」の設定、いつも大変だー、と思ってます。なので仕事についてはとても気になるのであります。
それにしても、動物だったとはねー。。。

とにかくいい短編集です。
一つの話に入ってる要素について、あらためて考えてみたいな、とも思ってました。
何が入ってるのか考えるのは簡単ですが、それを文字にすると、なるほど、とさらに思えるので、メモしようと思ってます。
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